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人の住む世界

実は先週は、「いろいろそれどころじゃねぇ非常事態」的なことが起こりました。

姑が入院し、夫は取り急ぎ仕事に段取りをつけ、有給を取って実家へ。
私は、一緒に来いとは言われなかったので留守番して、普通に仕事に行った。

一報から時間が経ち、どうやら命にはかかわらないことがわかったので、
出かける朝はそれでもさほど緊迫はせず、イタリア戦を半分見ての出発。
1泊とんぼ帰りで、夫は週末出勤して休んだ間の仕事を整え、
今週はまた、いつもどおりの日々に戻っています。私らは。

「どうあることが、姑にとっていちばんの幸せか」という問いは、頻繁に頭におりてくる。

姑とは、特別仲よしなわけではない。でも仲悪いわけでもない。
姑はやさしくて、きちんとした人だ。愛してるわけではないが、キライでもない。

どちらかというと、幸せであってほしい。

入院中の姑の画像を、次兄が送ってくれたが、
病の痕跡はのこるものの、顔色もよく、小ざっぱりして、
最後に会った時よりもむしろ健康そうに見えた。

ぐるぐると考えこむだけで、実際は何もできない。


介護の担い手になれないので、(なりたいわけでもないので・・)
干渉するべきではないのだろう。そう思ってここまで来た。
でも、ほんとに何もしなくて良いのだろうか。

ここ数年で、姑は目に見えて弱って来た。80を過ぎたので、ある程度は仕方ない。
でも、もっと快適に過ごせるように、やりようはあったのではないか。
今までのことはもうしょうがない、せめてこれからの日々について。

お金を払って受けられるサービスはいろいろある。
それらを利用して、生活環境をもっと整えることを考えてもらえないだろうか。
費用については、次男三男に任せていただければと思うので。

しかし三兄弟は、話し合おうとするとやはり必ず喧嘩になってまとまらない。
長兄は偏屈すぎ。人の話を聞かな過ぎ。

息子たちが自分のことで喧嘩するくらいだったら、今まで通りで良い、と、
姑は思うだろうか。それが姑の幸せなのだろうか。
もしかしたら、そうかもしれない。ただ静かにその日を待つ、ということが。

だったら、騒ぐのは残されるもののエゴでしかないのか。

役に立たない遠方の嫁は、役に立たない脳内シミュレーションを、
ただただ無駄にめぐらすだけなのだった・・。
by michiko0604 | 2013-06-25 00:17 | 家族 | Trackback