人気ブログランキング | 話題のタグを見る

レンタルBD「進撃の巨人 前篇」

GW中に観た映画。

公開前はある程度楽しみにしていたものの、あまりに評判がひどくて観る気になれずにいたが、

「クソだと話に聞いてるだけだから、むしろ実際に見てみたい。ほんとにそこまでひどいのか。
 ほんとにカリモクのソファを抱いて溺死すべきなのかどうか」

・・と娘がTSUTAYAで言いだし、じゃあ怖いもの見たさで見てみるか、
ちょうど更新で1本タダで借りられることだし、というわけで。チャレンジ。


ええっと、そうですね、かなり身構えてハードル下げてたせいか、覚悟したほどはひどくなかった。

壁内の街並みの再現はきれいでちょっと胸熱だったし、兵団の制服とかもカッコよかった。
グロすぎるといわれてた虐殺や捕食のシーンも、見てられないほどでもなかった。
立体機動は・・・まぁ・・・大変なんだろう。許そう。頑張ってた。
超大型巨人とエレンゲリオンも、ビジュアルだけで言えばかなりイケてたと思います。
三浦春馬くんだって、悪くなかった。クソ映画には違いないし、溺死するべきかもだけど。
これは進撃と言うより和製特撮、B級SFである、と思って見たせいでもある。

でも、進撃じゃないってことになると、「すごく変なウルトラマン」だったし、
古くて申し訳ないけど、かっこつけたマタンゴみたいだった。
原作知らないで見に行った人はほとんどいないとは思うが、
そういう人はエレンゲリオンが出た時に猛烈に違和感感じたんじゃないかと思う。
進撃は、少年漫画で厨二だからこそ、入り込んで熱くなれちゃうのであって、
あんなペラペラな、悪いほうにだけ生々しい恋愛とかエロとか入れられちゃうと、
ほんと白けるというか気恥ずかしいというか、どこ見ていいかわかんない。

なんで、あの面白い素材をつかってわざわざこんな不味い料理になっちゃうのか、
みんなが観たいものに仕上げてくれられなかったのか、そこは真剣に不思議。

世間でさんざん言われていたことを自分の目で確認できたので、よかった・・
いや、そんなに良くもないですけど。

ラスト近く、兵士がどんどん食われていく阿鼻叫喚をシキシマが笑って見てるシーンで、
「なんで笑ってんの。なんで助けないの」と娘がついに突っ込んでしまい、
「ああーー、しまった、突っ込んじゃった。負けた、くやしいーー」
とジタバタしたのが一番面白かった。爆笑しちゃった。

娘と二人で、ものすごくがんばって映画を見た、
二人で力を合わせなければやりおおせなかった・・みたいな、謎の達成感はありました。

次に娘が帰って来た時にそういう方向になれば、後編を見てみる・・かもしれない。
でもきっと見ないだろうな。マジお腹一杯。もうたくさん。





by michiko0604 | 2016-05-13 22:25 | 映画・TV | Trackback