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レンタルコミック他漫画雑記

・ファイアパンチ

 日記メモの通り、娘とタラレバを読もうと借りに行き、
 10冊以上で少し安くするために数合わせで選んだうちのひとつ。
 なんか、かすかにどこかで聞いたことがあるような気がした。
 娘は既に読んでいました。

 1巻の半分まで何とか読んで、無理かもしれないと思った。グロすぎ。
 最近こんなのばっかじゃないか。
 今回わかったけど、人食いに対する抵抗が自分の中で予想以上でした。
 だから私、「東京グール」無理だったのかもしれない。富美加ちゃんかよ。
 
 グロイ漫画はそれなりに読みますが、進撃も寄生獣も、
 人食いが敵側だから大丈夫だった。究極に嫌悪する怖い敵。
 そこから時々派生する哲学は深かった。
 なので、このようにナチュラルに食料として人を食われるとキツイ。
 うぉぇ。

 しかし、1巻の終わりにハンジみたいな女が出てきてから様子が変わる。
 ものすごくグロい普通の漫画かと思ってたけど、
 今まで見たことないような変な作品かもしれない、と、興味を惹かれる。

 見たことないと言っても、雰囲気はいろんなところと類似。
 亜人のようでもあり、進撃でもあり、ベルセルクでもあり、
 アンパンマンでもある。個人的に「猫のゆりかご」でもある。
 最近は漫画版ナウシカのような設定も見え隠れしてるような。
 よく知らなくて確信ないが、東京喰種やワンパンマンも?
 パクリと言うよりパロディと言うか、オマージュで。
 特にアンパンマン。アンパンマンだろこれ!!という衝撃。
 タイトルもそうでしょう?そうですよね?アンパンチだよね?(泣

 そんなわけで、読むと多少なりダメージを受けるのに
 「好きかも」と思ってしまうのは、シンプルな理由で・・
 ファイアマン・アグニがガッツに似ていると感じるからです。
 
 ものすごく運命が悲惨でシャレにならないくらいかわいそうで、
 ものすごく強くて優しくてバカでかわいいからです。

 幸せになってほしいですが、どうなると彼にとって幸せなのかわからん。

 ガッツのほうは、今となっては大して悲惨ではありません。バカでもないし。
 現時点では、彼はもう幸せを選べる。グリフィスを忘れるだけでいい。
 島でキャスカと暮らしても、彼女を島に残して魔女っ子と冒険に出ても。
 ファルとの未来はなさげ。でも今はその話ではなかった。

 どんな話になっていくのか全然わからないですが、面白い。
 読んで時々ほんのりダメージを食らいつつも、追ってみることにします。
 購入して一緒に暮らす勇気はまだない・・。



・タラレバ娘

 面白かったですね・・(笑 毒がすごい。
 設定やらストーリーは現実離れしてるかもだけど、
 そこは漫画だし。背景は、わかれば良い。
 めちゃめちゃ笑えるし、ふいに深く差し込まれる時も。
 10年後のタイムマシンは、笑えたけど沁みたー。
 週末女友達とバス旅行。いいじゃん、それだって!

 立場はぜんぜん違うので、共感ではないのかもしれないけど。
 都会で自立している彼女たちが、何も持ってないなんてことは、
 ないと思うんだけど。

 7巻は借りられなかった上に売り場のほうにもなかったので、
 あきらめて電子で購入。筋が半分しかなくてちょっとビックリ。
 残りはおまけ漫画と人生相談。こちらも人気なのかしら?

 背景だったストーリーに、一応の決着をつける方向のような感じ。
 どのような結末になりますかね。



・この世界の片隅で

 話題の映画の原作です。
 アニメ映画化っていうのは、最善のアプローチだったろうなと思われ。
 観てないですけど。
 漫画は、芸術的すぎてちょっと読みづらかったです。
 映画は、整理されて雑味が抜けてスッキリ見やすくなってるという話。
 淡々とした日常と、悲しみ。淡々とした、庶民の優しさ。
 ラスト近くにおばさんが、夏に行き倒れてた兵隊が自分の息子だと、
 全然気づかず翌月わかった・・と、淡々と話すのが一番怖かった・・。



・ダンジョン飯

 
 読み進むにつれて面白くなってきました。
 はじめは、ギャグと思われるものがわかりづらかったり、
 料理レシピもくどく感じたり、入るまでに少し時間かかった。

 罠の煮え油をつかった揚げ物。ゴーレムをつかった野菜作り。
 大サソリとかバジリスクとかオオコウモリとか、たんぱく質も豊富。
 マンドラゴラは食えるのでしょうか(笑
 歩き茸、美味そうだけど…美味そうだけど‥。
 入ってしまえば、好きな話でした。あるものを工夫して食べる。

 3巻までで印象的なのは、鎧の話とケルピーの話。
 鎧は、金属をどうやって食うのかという素朴な疑問を見事に解消。
 しかも新しい仲間が!ケン助!!
 ケルピーは悲しい話でした・・。私も背に乗りたい。
 アンヌ・・(涙 魔性の生きものと心が通うなんて幻想なのか。
 でも食うのね。その意気やよし(謎

 4巻が一番面白いらしいです。火竜との闘い。レンタルを待つ。



・寂しすぎてレズ風俗に(以下略

 すいません、正式タイトルが思い出せないけどいいかなと。
 これもどこかで話題になって、聞いたことのあるタイトル。
 メンヘラの日記という情報も出回っていて、その通りの話でした。
 レズ風俗って存在するんだ、という程度の疑問には答えてくれます。
 メンヘラの人って大変だよね・・てこともわかります。
 レズ風俗で、彼女の寂しさは特に埋まらなかったようだけど、
 漫画を描くことで殻を破る第一歩という、希望あるラスト。か。



既にだいぶ長くなってますが、漫画の話をもう少し。


・亜人 実写版

 この前主要キャストが発表になり、けっこうすごい。
 永井圭がタケルなのは既報。高校生でなく研修医だそう。

 佐藤さんが綾野剛。おおう(笑  だいぶ若いけど、アリだな。
 田中が城田優。なんで!かっこよすぎる。美形の田中。楽しみ。
 高橋・・あれ、ゲンだっけ、知らない若手。
 奥山くん・・千葉雄大。小太りじゃないー。でもなんかわかる。
 戸崎さん・・玉鉄。いいと思ったけど、玉鉄が劣化してる。オッサン。
 泉さん・・川栄李奈。ええー。でもまぁ意外と大丈夫かも。
 えりこちゃん・・浜辺美波。かわいい!!
 カイとかコウは出ないのかな?まぁなくても成立するか。

 というわけで、特撮ヒーロー大戦です。
 映画館にはいかないと思うが、見たいのでレンタルを楽しみに待つ。



・銀魂 実写版

 銀魂はファンではなく、最近は見ても読んでもいないので、
 もしかしたらついていけないかもしれないけど、これは見たい。
 ヨシヒコの勢いをバカバカしさを期待。



・アイアムアヒーロー 完結

 謎や伏線の多くは回収されないままでした。
 でも、数話前から、この終わり方になる予測はできてました。
 意外にきれいに終わったのでは・・という気がします。

 私にとっては、最終章の直前、池袋篇の終盤であの女の子が、
 「いま生きてる人を助けよう」とほほ笑んだのがクライマックス。
 あの脱出劇を描写し、彼らのその後の希望を描いてくれただけで、
 もう充分に親切だと思える。めっちゃ明るいラストじゃないですか。
 優秀で有能なリア充は、あのように美しいラストを迎えられる。
 ひとつのおとぎ話として、これでいいじゃないですか。
 イブとなるおばちゃんに感涙でした。マジで。

 英雄は・・彼もこれで良いんだと思うんですよ・・。
 ぼっちだけど、くじけず腐らず日々を生きていく。
 絶望して自暴自棄になったり、自殺を図ったりなんかしない。
 カタストロフィーが起こる前の世界には、
 戻りたくないとまで言って、今の状況を肯定している。
 てっこもひろみちゃんも小田さんも、彼の人生を彩ったけど、
 決定的な何かをもたらしたりはしない、エピソードの一つに過ぎない。
 
 彼はこうしてひとり、生きるために日々を工夫し、
 話し相手を創作してひとりでもコミュニケーションを取り、
 ひとりで自家発電()をおこなって、救出の希望を抱きつつも、
 特に不足なく、寂しくもなく、それなりに充実して生きていく。
 既にそれはもう長い時間が過ぎているようにも思う。
 禿げてたので・・。

 絶望の中でつながった半感染のコミュニティにも入れず、
 このようにひとりで残されたのは、
 ひろみちゃんの憎悪かもしれないし、愛かもしれない。
 この人は、生きるほうが苦しむから殺さないで。
 英雄くん、生きて。
 やっぱり愛かな。

 このようにアイアムアヒーローは、
 ひとりぼっちの英雄が、ひとりの世界でヒーローになる、
 自分の物語の主人公になるという、その通りのお話でした。
  
 そんなふうに解釈してみると、すっごく腑に落ちて納得。
 ちょっと感動しちゃうくらい。

 評価はいろいろかもしれませんが、私は満足しました。
 面白い作品をありがとうございました。

by michiko0604 | 2017-02-28 00:33 | 漫画 | Trackback