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小説「むかし僕が死んだ家」 東野圭吾

そんなには書くことないんだけど、読んだというしるしをつけておこうかと。

なぞなぞ集の本を読んでるみたいでした。
全体の大きな謎があり、はじっこの小さな手がかりから少しずつ解明していくのだが、
その場所にたどり着いてからは、主人公二人はどこにも行かずに、
その場で資料を読み進めるだけで、たくさんの小ナゾを読み解いていく。
そのなかのいくつ、あなたにもわかりましたか?みたいな。

被害者の関係や続柄なんかは、年齢的なことを考えれば
そんなに遠回りしなくても解けそうなもんだと思うが、
まぁ、最後の大きい二つは、おお、そうなのか、と、比較的サプライズでしたかね。

でもこの物語を通り過ぎたことで、読んだ自分のみならず、
主要人物にとってみても、これといって何が残ったとか変わったとかいうのも、
そんなになかったような・・・いや、さすがにあったのかな、特に彼女には。

読みやすかったことは確かですな。一息でいけたし。
さらーっと、流れてきて流れて行った話のような気がします。
で備忘録、と。
by michiko0604 | 2008-02-09 00:36 | | Trackback