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TVドラマ「篤姫」 弟9話

日曜日、最初の10分くらいをじっくり観られなかったので、
録画しておいたのを、今日やっと全部通して観られた。

いや~、おもしろいじゃないですか。幾島様、いきなり気合全開。これはたまらん(笑)。
でも優秀さはひしひし感じました。この時代最高のキャリアウーマンなのかも知れない。
女の人が自由に生きられない時代でも、自分の才覚で磐石の地位を築ける人もいる。
これはこれで素晴らしい。篤姫が死にそうになるのもよぉくわかりましたけど。
松坂慶子さんは、若い頃は絶世の美女みたいに言われていて、
そのわりに演技が微妙だったので苦手だったんですけど、
お年を召されてから素晴らしいですよな。
出てくるだけで笑っちゃうし、どうだあの貫禄。しかも美しいです。華やか。

尚五郎さんは、ひとりになっちゃったあともくじけずに、
地道に真面目に、お仕事(微妙)に励んでいます。
こういう誠実な積み重ねが、後のご出世にも繋がるのでしょう。
次の浮いた噂も楽しみなんですけどね、いつ頃になりますかしらね。

しかし、尚五郎さんの、偏見のない聡明さに比べて、
篤姫兄のうっちーは、なんでこう視野がせまいおバカさんなんでしょうかねえ~。
あの賢いお母さんの神通力は、男の子には及ぼされなかったんでしょうか。
まー、それがおもしろいんですけどねー。
ああいう頑固な保守性って、安定した平和な世の中で、受け継いだものをそのまま、
大切に守って次の人に渡す、というだけだったら威力を発揮すると思うのだけど、
時代が大きく動いて行くときには、いろいろ大変だろうなぁ。負けるなうっちー。

それとかぶるが、徳川家慶に斉木しげるって、絶妙なキャスティングじゃないすか。
斉彬様とか、斉昭様とかもそうか、やる気一杯の名君にはまるで貫禄負けだけど、
なんとか頑張る、一生懸命やる、でもなんとなくどことなくやる気なさげなような(笑)。
でもそれでも、次のお阿呆様よりは、普通の人という点ではるかにマシ、というような。
私この人キライじゃないんですけど、セリフも殆どないまんまご遺体になられてしまった。
合掌(一応)。

家祥の登場が徐々に増えてまいりまして、うれしい。
「ネジを巻け」にはさすがに、やっぱり本気でお阿呆なのかと心配(嘘)になったが、
表情がなんともあやしいんですよな。ほんとはどうなのか、まだわからない。
雨の中の水撒きも相当怪しかったですが、まぁあれはな。
ぜんぜん家事をしなかった旦那さんに「これから毎日水まきやってね!」と
家事を分担したら、雨の日にも全く何の疑問もなく、鼻歌交じりに放水してた、
なあんて話、「ゴミ出してきて、と頼んだら、ゴミ袋からゴミを取り出して持ってきた」
ってのと同じくらい、現代でももはや定番ギャグにも近い有名エピ。
教えてあげないとわかんない種類のこと、といえなくもない。
でも,奇行には違いないですし、予告でもどうやら絶好調のようなので、
これからますます楽しみですな。

篤姫が斉彬様に誉められた、抑止力としての軍事力という発想は、
現代に置き換えるとけっこうヤバイと思うのですが、まさかクレームつかないよね。
考え方としては自分も賛成なので、議論が起きたらそれでおもしろいと思うけど。
ないか、まぁそれは。

というわけで、尚五郎さんと離れてしまって寂しくなっちゃうかと危惧したけど、
ぜんぜんそんなことはなく、ますます快調のようで頼もしい限り。
それではまた来週☆
by michiko0604 | 2008-03-07 00:37 | TVドラマ | Trackback