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「おお振り」8巻

こども達と本屋さんに行って、久々に買い物してきた。と言っても殆ど漫画ですけど。
実家で探してみたら、どうも処分されちゃってたみたいなので、
「地球へ・・・」を全三巻買いなおしたのと、「おおきく振りかぶって」の8巻がやっと出たのと。
あと「あずみ」の41巻とか、子どもらが集めてるシリーズの新刊1冊ずつとか。
息子は「はじめの一歩」だけど娘のは微妙にマニアックでわからんかった。
それと「ハンニバル・ライジング」の文庫。
映画のノベライズだったら買わなかったけど、ちゃんとトマス・ハリスだったので、
これはファンなら買うしかありません。

今回はまず、とにかく「おお振り」のこと。
2回繰り返して読んで、10回は泣きそうになりましたんで(笑
ファンのツボを押さえまくる一冊でしたな。も、おなかいっぱい。

夏の大会の初戦、長い試合がついに決着。
せっかく知らないでいたのに、勝ち抜いていることをうっかり聞いちゃったんで、
勝負の行方はわかっていたんだけど、いや、それでもドキドキした。
ほんと、どっちに転んでもおかしくない綱渡り加減でしたよ。
魔球も必殺技もない、等身大のリアルさ。野球は熱い。
「和さん」いい人でしたやぁ(涙)。でも3年生はここで終わっちゃうのよね(涙涙)。

後半のエピソードで、取り残された田島君が、犬や猫やハムスターを周りに集めて
電話の前でべそをかいてるシーンにもかなりキましたね。
あの心細さは、自分の事のように伝わりました。類似の経験があるせいか。

これはものすごく、人の心のやわらかい部分に食い込んでくる漫画だと思うんですけど、
でも、万人向けとは思わないんだよな・・・
それは自分の見方が偏っているせいなのでしょうか?(笑
三橋くんのヘタレっぷり、卑屈さ加減に対するいとおしさには、
嗜虐傾向も1ミリ混じっているような気がしてなりません~。怖い怖い。

「おお振り」が苦手だって人の話を聞くと、まず「説明が多くて疲れる」ってのはあるらし。
それは確かに。自分もはじめはちょっと入りづらかった。
(アニメも、だからせりふが多くて、モモカンずっと喋ってるんだよね。
 たいへんだなぁ~と、しみじみ笑っちゃった。
 話逸れるけど、アニメは良い出来だと思います。絵も似てるし違和感がない。
 声優さんも合ってる。阿部君だけ、ちょっとキモいけど(笑))

そのほかに、「三橋がムカツク。キモイ」っていうのが、あってもおかしくないと思うんだが、
なんだかそういうのは聞かないんですよね。
今の時代は、ムカツクのもキモイのも愛されるのかもしれないですね。
時代のヒーローか~~。いや、そこまでなのかどうか。
でも、最近の小さな幸せのひとつにカウントできる、素敵な8巻でした☆
by michiko0604 | 2007-05-26 02:33 | 漫画 | Trackback