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DVD「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

遅ればせながら、話題のディズニー超大作。ちょっと楽しみにしてました。

評判はいまひとつだったので、そんなに多大な期待はしてなかったけど、
ほんと、前作「デッドマンズ・チェスト」の方がはるかにおもしろかった。

冒頭、いきなり絞首刑大量死でテンションさがるし。意味分からんし無条件でヤダ。
良く言えば「先が見えない展開」なんだけど、結局、何がどうなれば「あがり」なんだか、
着地点が全然わかんなくて、今現在彼らは何を目的にして動いてるのか?っていう、
目先の感情移入さえできないもんですから、最初から最後まで、散漫でグダグダだったよ。
完結編だから、伏線の収拾つけるのに、いっぱいいっぱいだったのかね。

9枚のコインと、評議会召集が今回のメインなのか?と思いきや、
重大な議題だった「カリプソ解放」も、「え、それだけ?(汗)何のための解放?」だし。
最強の敵っぽかったイカ船長も、なんか、ヘタレでキモイだけになっちゃったし。
今回の主役だったエリザベスの演説は、クサくて説得力なくて引いちゃったし。
ラスボスらしきベケット卿は、なんで反撃もしないの???

これはストーリーを楽しむ映画ではないんだろうな、カタイこと言っちゃだめかとも思うが、
前作も、細かい設定はわからないなりにサプライズの連続で、
ずっと驚いたり笑ったりして楽しくて、2時間半もあっという間だったし、
ああおもしろかった、次も早く観たいなっていう満足感があったんだけど。
今回は、笑えるところがぜんぜんなかった。それはほんと残念。

散々ボロクソに言うところからはじまりましたが、じゃぁつまんなかったかっていうと、
そうでもない、けっこうおもしろかったですよ。観てよかったです。
長かったけど飽きずにちゃんと最後まで観たし。それだけで合格だし。
前作の最後の、あの鍵犬、ちゃんとフォローされてたし。いつの間にか。
ジャック・スパロウがいるだけで、とりあえず成立してしまうのがすごいわ。
ラストシーンも、まぁ意外でもないけどちょっと切なくて、でもドラマチックで悪くなかった。
戦闘中にいきなり結婚式になったときには唖然としたが、まぁ確かにね、
「今しかないんだ」って、その通りでした。ウィルは筋書きを知ってたのか?(笑)。
エンドロールのあとのほんとのラストは、ベタだけどジーンとしちゃったし。

カットされちゃった裏設定で、10年真面目に待ち続けたら呪いが解ける、
みたいなのがあったって、あとからどっかで読んだんですけど、どうなんですかね?
そんな重要なことを勝手に決めておいて秘密にしておくのもどうかと思うが(笑

続編があるかどうか?って件は、まぁいくらでも作れそうな気配ですが、
どんどんグダグダになりそうな気もする・・・。でも、それでもいいかな。
特にジョニデのファンってこともないんだけど、
ジャック・スパロウにまた会えるのなら、とりあえずうるさいことは言わないです。
結局それが、この映画の感想でもありますかね。お疲れさまでした。
by michiko0604 | 2007-12-15 00:43 | 映画・TV | Trackback