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世界卓球

先週一週間、楽しませてもらいました。結果は、男女とも3位。
女子は順当、男子は健闘ということらしい。そんなに詳しくはないので、そうなのか、と。

福原選手は、天才少女・泣き虫愛ちゃんとして小さいころから露出が多くて、
正直なところ、こういう子どもを見世物にするのってどうなんだろうと思っていたので、
さんまさんに負けて悔し泣きしていたころは、あんまり好ましくは思ってなかった。
けれどその後もずっと精進し続けて、ちゃんと全年齢のトップ選手になり、
国の代表のエース格として頑張ってくれている今は、
アスリートとして、無条件で応援している。
かつてイロモノ的に騒がれていたことも、そのために知名度が上がって、
競技の裾野が広がったのだとしたら、それは非常に意義深いことだったのね。
番組の紹介ビデオで、泣かなくなったことについて、
「自分なんか負けて当たり前なのに、なんであんな風に思っていたんだろうかと」
と、訥々とした口調で語るのを聞いて、なんかこっちが泣きそうになってしまった。
この子、ほんとに強く健やかな子なんだな、伸びてきた子なんだなと思っちゃって。
うちの娘も大ファンで、「愛ちゃーん、愛ちゃーん!!」と」騒いでうるさくてしょうがない。
「愛ちゃんって、なんでこんなに可愛いんだろう。
 真央ちゃんよりハニカミより、 あたしは愛ちゃん大プッシュ!!」
はいはい(笑)。

それはそれとして、残念ながらここのところ、調子は落ちているようですね。
極限を勝ち抜いた涙の韓国戦は、こっちももらい泣きするほど今大会のトピックス、
あれはすばらしかったけど、全体的には平野選手のほうがはるかに勝率が高く、
頼りになる感じはした。エースは彼女でしょう。
準決勝はランキングが上の相手、平野選手も頑張ったけど跳ね返されてしまい、
奇跡は起きずに順当と言うことで、これで仕方がなかったんだろうなと思った。
でもけっこう燃えたし、感動させてもらいました。去年より良かった。

男子は久しぶりの表彰台だったそうで、危ない試合を勝ち抜く様子は快感でした。
やっぱり迫力が違いますよ、狭いところでカンカンカンカン超高速ラリー、
よくあんな小さいスペースに当たるもんだと、ひたすら感心する。
でも、やっぱり女子に比べて、扱いが地味ですよな。
愛ちゃんみたいな大スターがいないっていうのもあるだろうけど、
やっぱりね、国別対抗の団体戦なのに、中国の人のほうが多いというのは、
どうしてもテンション下がる部分があります。ごめんね。
準決勝で一人だけ勝った人は、中国でもトップクラスの人だったのが、
ギリギリで代表に入れなくてよその国へ来て、そこでは断然トップになってるようだ。
たぶんスポーツ選手としてすごく頑張ってる人なんだろうと思うので、
個人的には応援してもいいのだけども。
帰化して日本人になったと言っても名前も変えないし、日本語も話さないし、
きっととてもプライドも高く、別に日本を愛してるわけでもなんでもないのだろうなと思う。
日本にメダルをもたらしてくれたこと、感謝すべきなのかもしれないけど。ごめんね(再)。
でも試合はおもしろかったです。それはもう、シンプルに。

付記ですが、「ピンポン」は、松本大洋の漫画もクドカンの映画も最高でした。
by michiko0604 | 2008-03-02 19:51 | スポーツ観戦 | Trackback