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TVドラマ「篤姫」 第17話

6時と8時、今日は2回じっくり見たので早めに。

尚五郎さん大活躍の回。いや、ここまで大活躍だとは。
相変わらず真面目で一所懸命で、なんと微笑ましい。
ご出立の際、徒歩での長旅にどう考えても迷惑な、かさばる野菜をもらっても笑顔。
豆くらいならともかく、大根と・・なんだろ?冬瓜か?よりによって。
お気持ちだけでなく、ちゃんと持っていくとは驚くべき律儀さです。
でもそんなところがステキ(ぇ)。どの時点で食べたのだろうか。弁当か。
お近さんは、とても寂しそうでした。スキなのか?
彼女は尚五郎さんをどう思っているのか、来週よぉくわかるかしらね。

富士山を見てテンションがあがり、走り出す青春ぶりもポイント高いです。
お供の方は大変そうだったけど、きっと楽しい道中だったでしょうね。

それだけに、まさか今日のうちに帰ることになるとは思わなかった。驚いた。
ちょっとひどすぎないですか、あんなに楽しみにしてたのに・・かわいそう。
頑張って勉強していたのに。やっと念願がかなったのに。
しかも人生の大転換を、断りようもない状況で殿様からご命令。
まぁ史実ですから遅かれ早かれだったにしても。
しかし、7歳年上ということはもうこの頃には20代後半、この時代では大年増。
お近さんは、どうして今まで独身だったのでしょうか?
これも次回言及されるかしらね。そんなに強い疑問でもないので、されなくても良いけど。
西郷さんたちのように、単身赴任じゃ駄目なんですかねぇ。

江戸の奥での二人の再会は、やっぱりありえないなと思うけど、
尚五郎さんの動揺ぶりが変わらず初々しかったので、まぁいいですね。
姫に何か感傷的なことを言ったり、万一手なんか握ったりしたら引きましたが、
彼はほんとうに、おこない正しい立派な若者でした。えらいです。
(ていうか、瑛太、すごくいいんだけど!)
自分が思い切るために別れを口にして、姫の心を乱すことさえもしない。
「ソウデスネ」はドルジのようだった、まるで。(アヒル鴨ネタです)
ヘタレといえばそうかもしれないけど、優しくてストイックだと、ここは言ってやりたい。
その心中を思えばより切なく、ここはちょっとグッと来たので、うるさいことは言いません。
あの、幾島さまでさえ見逃してやったことですしな。うちのダンナなんか涙目だったし。

西郷さんが涙ぐましい努力を重ねた嫁入り道具関連。可愛いよ西郷さん。
これだけで充分笑えましたが、今日我が家で一番ウケたのは、
大地震の真っ最中に幾島さまの「お道具が~~」でした。

このところ触れるのを忘れてましたが、家定さまは絶好調です。
この人の描写も、原作に沿っているようで全然違うことに、再読で気づく。
原作は、病弱なだけでなく、心もとことん弱く、時代に翻弄されておびえきっていて、
それこそ腫れ物に触るように扱わないと、すぐにキレるしへこたれるし、泣くし、
篤姫はかわいい人だと思って愛してたみたいだけど、めんどくさくてしょうがなかった。
コミュニケーションを取りたくても、その余地があんまりなかったし。
しかしドラマの家定さまは、病弱ではあるだろうし、お天気屋で気難しいかもしれないが、
ぜんぜん気弱くはない。何一つ恐れてないし、奇行も明るく、ある意味無敵だ。
この人物造形はすごいと思う。出てくると、笑えるんだもの。
今度は何してくれるのかと。うちの娘も一発でファンになってた。
もちろん堺さんの魅力に負うところが大きい。
三十過ぎてこの愛らしさ、しかもどこか底のしれない不気味さはどうだ。
篤姫が彼に特攻する日が楽しみだ。どういう陥落の仕方をするのかも。
今回は一番手強いハズだぞ。見ごたえのある攻防と、納得の行くラヴを楽しみにしてます。
筋の通らない出来レースを見せられたら、また怒っちゃうかもだぞー。

次回は早くもご婚礼。いつまでも少年のような尚五郎さん、でも心配には及ぶまい。
英姫さまも、お顔出すんですね。あのままかと思ってた。地震で和解するのかな。
というかメインは、殿の密命か。この密命関係、どう決着つけるんだろ。
人物がだいぶアレンジされてるんで、何が起こるか予想がつかない。
いや、史実は変わらないだろうけど、それぞれ何をしでかすか。
シンプルに楽しみにしたいなぁと、切に願うわけですが。
by michiko0604 | 2008-04-27 23:23 | TVドラマ | Trackback