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くいず篤姫

19話のついでに書こうと思ってたんですが、
例によって長くなっちゃったので別記事にしました。
この放送の前に、「篤姫スペシャルくいず大奥」(大体こんなタイトルだったような)
・・・という感じの、とってもNHK的なセンスとテンションの特集があって、
夫が録画してたんでついでに見てみました。
今後のネタバレになっちゃうし、先入観ができるので、
こういうのってあんまり進んで見たくはないんだが。

その危惧はまぁ当たっちゃったし、クイズ部分がちょっと寒かったものの、
いろいろマイナス面を引いても、これは興味深いおもしろい番組でした。
堺さんが語る家定の真意。予備知識がない状態で放映を見たかった気もするが、
ああ、そうか、そうなんだろうな・・と、深い納得ができ、ますます家定がいとおしいです。
高畑さんが語るお姑さんもね、「息子のお嫁さんを好きな人なんて、いませんでしょう」
・・・には、素で笑っちゃいました。高畑さんってステキですよね・・上品に毒舌で。
鶴田さんの側室さんも、原作どおりだと、女の人としてはそのほうがリアルだけど、
その分なまなましくてイヤな感じになっちゃうかなと思ってたんですが、
ただシンプルに家定が好き、というお志賀の方は、年増だけど大変可愛らしく、
こういう人ならまぁ、なんとなく許せてしまうかな、とも思いました。
そもそも、時代背景的にも側室はいるのが当たり前なんだし、
今泉の父上だって、原作ではちゃんといましたからね、二人も。
現代で二号サンの存在を嫌味なく描くのは難しいかもしれないけど、
このお志賀さんなら好きになれるかも。出てきてみたら実は腹黒、とかだったら怒る。

後半戦にむけて、そのほか幕末の重要人物も、ちょっとお目見え。
勝海舟や坂本龍馬に加え、堀北真希ちゃんの和宮さまもちょっぴり。
篤姫よりも和宮のほうが有名だと思うけど、私は、
この人のことは、若い頃に有吉佐和子さんの「和宮様御留」で読んだだけで、
しかもこれは、お輿入れまでしか描かれてない上にものすごく大胆な解釈なので、
史実としてどうか、篤姫とどう絡んだのかは、「天璋院篤姫」が初と言っていい。
正直、今のままだと私は、家定さまがいなくなった後には、
篤姫を観つづける情熱がなくなってしまうような気がしてなりません。
今年後半にもこの楽しみを持続させてもらえるかどうかは、
堀北真希ちゃんの頑張りにかかっているような気もするので、よろしくお願いいたします。 

今後に向けて一番楽しみな、家定と篤姫のラブストーリーですが、
この番組で、けっこう重要なシーンを幾つも先に見せられちゃったこと、
いいのか悪いのかというと、難しいところですな。
でも、少なくともそのいくつかを見て、胸も目頭も熱くなり、
この場面を本放送で見るまで、何がどう気に入らないとしても篤姫についていくぞ!
と、無駄に力強く決心する結果になったので、やっぱりこれは良かったってことでしょう。
とっても楽しみです。シンプルに。
by michiko0604 | 2008-05-15 00:30 | TVドラマ | Trackback