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TVドラマ「ラスト・フレンズ」 第10話

そんなわけで予約録画に失敗し、本編35分しか入っていないため、
非常にくじけつつも、今週は幸い午後に4話以降の再放送があるから、
木曜の10話まで待てば見られるからとあきらめていたのだが。
ありがとう動画投稿サイト、残りの25分を見ることができました。

ルカはDV男に性差の壁を思い知らされて悔し泣き。ほんとヒドイなDV男・・。
でも、暴行されなくて良かった。ルカが死んじゃうのかと思ってビビッてました。
いろいろややこしくなっちゃうしな・・。そこまでのドS展開ではなかった。

タケルの仕事のチャンスは、やっぱり駄目になってしまいました。
しかし彼は挫けません。生活よりも大切なのは、友だちと人の道。それもよかろう。

そしてDV男の心理戦は続き、今度は週刊誌にルカの秘密をリーク。
っていうか、ルカってどんだけ有名人なんですか。あんなにでかい記事になるほどなのか。
しかも、単なる一般人のタレコミ程度の信憑性で、顔写真入りの実名。
仮名にモザイクでなくて大丈夫なのか。訴えられるぞ。
どうしてもやりたいなら、ネットで流したほうが、簡単で効果あがると思うけど。
まあいいか、そこらへんは突っ込まなくても。

で、その結果、なんだかんだあって最大の難所、ミチルちゃんにも知られてしまったり。
お父さんとの話し合いと理解は、ちょっぴり泣けました。
自分も人の親ですからね、親の苦悩は深いですよやはり。
ルカは君と付き合ってるのかと思った、と言われて
「すいません、力不足で・・」と答えるタケルに、ちょっと笑ってしまったが。
そりゃそうだ、やっぱり恋愛の一種には違いないんだろうなぁ、とも。
力不足という言葉の意味の複雑さ、タケルの気持ちの複雑さ。ここはとても好き。

でも一番今回気持ちを揺さぶられたのは、何といっても、クライマックスのDV男。
いろいろ見かたはあると思うんですけど、あれはほんとに、罠だったのかなぁ?
あの時、ミチルちゃんがルカのお守りを見つけなかったら、
言い争いになって興奮しなかったら、DV男は、あんな暴発はしなかったんじゃないのかな。
ウェディングドレスなんか用意して「これで終わりにしよう」はさすがに嘘だったと思うが、
エリちゃんにレクチャー(?)された通り、恋愛の駆け引き程度だったとしても、
少しでも、人と人とのかかわり方を学んでいこうとする、
彼の努力の一歩目だったんじゃないかと、そう思うのは甘いだろうか。

ミチルちゃんの悲鳴の超音波ぶりには、サーッと悪寒が走りました。
いや、これは誉めています。あそこだけは、真剣に上手いと思いました。
悲痛で痛切で、かつ、エロティックでした(汗 あぶない。

まぁ、どういう解釈をするにしても、あんだけ今まで毎週ヒドイことをしてたのに、
あの数分の涙で「DV男かわいそう」とちょっと思わせられてしまうというのは、
脚本にしてやられたのか、それともあのジャニーズが上手いのか。
だって素で悲しくなっちゃったからね、あのラスト。すっかり術中ですよ。

最終回は楽しみです。きれいに収束して納得の行く大団円であってほしい。
タケルの闇は・・・特別編か?まぁそれでも許す。
by michiko0604 | 2008-06-16 16:53 | TVドラマ | Trackback